【2023年度】4月から5,000円以上値上げ⁉東北電力の今後の動向について詳しく解説!
みなさま、こんにちは!
福島県田村市で車検・タイヤ交換・オイル交換から太陽光・蓄電池のことなら私達にお任せ!!
有限会社佐々木商店の安田です。
本記事では東北電力の電気代値上げについて詳しく解説していきます。近年、電気代高騰により家計圧迫が続いています。そこで2023年1月の使用分より政府から電気代への補助金が出ていますが、それ以上に値上げが続いています。(補助金については前回の記事をお読みください)東北電力でご契約の方は、今後どのくらい電気代が上がっていくのか気になりますよね。本記事をお読み頂ければ、今後の東北電力の動向がご理解頂けるかと思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。
<目次>
①家庭向け低圧メニューは2種類ある⁉
➁法人向け高圧・特高メニューについて
③今後の東北電力の動向について
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①家庭向け低圧メニューは2種類ある⁉
家庭向け電力プランメニューは2つに大別することができます。それは値上げの際に国の認可が必要な「規制料金」と、電力会社が独自に決められる「自由料金」があります。多くの家庭が契約しているであろう「従量電灯」は規制料金に当てはまります。また、「よりそう~」と付いているプランは自由料金に当てはまり、電力自由化以降に東北電力がつくったものです。その値上げ幅については、下記になります。
■規制料金(従量電灯B・C)
~2023/3 | 2023/4~ | |
基本料金 | 330/kVA | 385円/kVA |
従量料金(~120kWh) | 18.58/kWh | 28.32/kWh |
従量料金(121kWh~300kWh) | 25.33/kWh | 35.21/kWh |
従量料金(301kWh~) | 29.28/kWh | 39.42/kWh |
参考:東北電力(https://www.tohoku-epco.co.jp/dprivate/dryokinkaitei/#:~:text=%E5%BD%93%E7%A4%BE%E3%81%AF%E3%81%93%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%81%B3%E3%80%81%E8%A6%8F%E5%88%B6,%E5%86%85%E5%AE%B9%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B%E3%81%84%E3%81%9F%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82)
基本料金は55円/kVA、従量料金が10円/kWhほど値上げすることとなります。したがって、毎月500kWh使用するご家庭の場合、5,000円ほど電気代が上がる計算になります。値上げの大きな理由は、「燃料費等調整額」です。燃料費等調整額の解説はこちらの記事にて解説していますので、お手すきの際にお読みください。
規制料金は国の認可が必要なため、自由料金と違い燃料費等調整額の上限が決まっています。現在の上限は3.47円/kWhとなっていますが、それ以上に燃料費等調整額の単価は上がっています。その差額分、東北電力は赤字になっており、安定的な経営を図るため、規制料金の値上げを国に申請しています。
■自由料金(オール電化メニュー、その他)
オール電化を設置されているご家庭の多くは、深夜の電気料金が安いプランをご利用されているかと思います。東北電力ではこれら自由料金プランを2022年12月分から値上げしています。自由料金は規制料金と同じく燃料費等調整額に上限があります。
しかし、燃料価格高騰の影響により、自由料金に関しては2022年11月より撤廃されました。また、更に2023年4月からベース部分が7.69%も値上げすることを発表しています。今後も燃料費等調整額は高騰し続けると予想されるので、何かしらの対策を講じる必要があります。
➁法人向け高圧・特高メニューについて
電力会社が提供する電力メニューには、一般的な家庭向けだけではなく、工場や商業施設のような法人向けのものがあります。高圧は「50〜2,000kWの施設」を対象、特別高圧(以下、特高)は「受電電圧が2万V以上、契約電力が2,000kW以上の大規模施設」を対象としています。
そんな東北電力は法人向けの高圧・特高メニューを2022年11月から値上げしています。値上げ幅は下記の通りです。一般的に16%〜18%の上がり幅と言われていますが、使用電力量が家庭用と桁違いなので、その影響額は計り知れません。
高圧 | 特高 | |
基本料金 | +352円/kW | +352円/kW |
従量料金 | +3.97円/kWh | +3.85円/kWh |
③今後の東北電力の動向について
東北電力の電源構成は、約70%ほど火力発電に依存しております。石油・石炭・天然ガスの価格が国際情勢によって高騰しているため、火力発電に依存している東北電力は発電コストが他社と比較して急激に上がっている訳です。
高く仕入れて安く販売している現状のため、東北電力の本年度の業績予測は当期純利益が1,800億円の赤字見込みです。この赤字分を今後どこで回収していくのか?を考えれば、将来的にさらに値上げを行わざるを得ない可能性が高いです。
したがって、今後も電気料金高騰による家計負担は増えていくことは予想されますし、それに対して何かしらの対策を取る必要があります。
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