【気になる経済メリット】蓄電池導入による電気代削減はどのくらい?計算してみた! 第2章

みなさま、こんにちは!

福島県田村市車検・タイヤ交換・オイル交換から太陽光・蓄電池のことなら私達にお任せ!!

有限会社佐々木商店の安田です。

 

本日は前回 https://sasakisyouten.com/archives/2261.html に続き

 

 

「蓄電池の経済メリット」についての第二章をお伝えします。

ぜひ検討材料として本記事をご活用ください!

 

【目次】

  1. 太陽光発電や蓄電池で電気代は削減できるの?
  • 1. 太陽光発電のメリットは?
  • 2. 蓄電池のメリットは?

 

1.太陽光発電や蓄電池で電気代は削減できるの?

1.1. 太陽光発電のメリットは?

現在、太陽光発電の設置コストは25万円(〜28万円)/kW前後と言われています。つまり、5kWの発電設備の場合、約125万円〜140万円となります。では、発電コストはどうでしょうか。下図はSHARPのシミュレーションを使用した結果になります(https://jp.sharp/sunvista/inquire/simulation/compare/)

 

条件として、5kWのパネル設置、毎月支払う電気料金は1万円(一般家庭の平均)、そしてローン支払いした場合となります。屋根の形状や向き、大きさなどによって設置できるパネル量や発電量は異なりますが、福島県田村市の一般的なお家でシミュレーションを出しています。

そうすると、設置費用は170万円(※ローン支払い)、年間発電量は6000kWhと出ました。1年間のみで発電コストを計算しますと、次のようになります。

 

1,700,000円÷6,000kw=283,3円/kWh

 

つまり、発電コストは1年間で約280円/kWhであることが分かります。

ただし、これは1年間の場合です。それではFIT期間と同様に10年間で考えてみましょう。

10年間の発電コストを考えれば、次のようになります。

 

1,700,000円÷(6,000kW×10年間)=28.3円/kwh

 

メリットが出ていることを示すには、電力会社から購入している電気の料金と比較する必要があります。そこで、東北電力の従量電灯Bプランの料金単価と比較します。

 

[東北電力の従量電灯Bプランの料金単価(2022年5月16日時点)]

出典:東北電力(https://www.tohoku-epco.co.jp/dprivate/menu/menu_lightb.html)

 

上記の表に加え、太陽光発電で賄った場合の発電コストの推移表を作成しました。

※注1.分かりやすくするために、発電劣化を考慮せず計算しています

※注2.JPEAの太陽光発電の点検ガイドラインに従い、4年に1度点検料として3万円を経費に入れています

 

[太陽光発電でお家の電気を賄った場合(条件:年間発電量6000kWh、設置コスト170万円+α)]

 

そうすると、10年目の発電コストは東北電力の第3段階料金(29.28円)とほぼ変わらなくなり、12年目で第2段階料金(25.33円)よりも安くなり、18年目になると第1段階料金(18.58円)を下回るようになります。

 

また、30年間支払い続ける電気代を計算すると、下図になります。電力会社に支払う電気料金を毎月1万円と仮定した場合、30年間で約360万円も払うことになります。下図は30年間、電気料金が一定であることを条件としていますので、1章でお伝えしたように、「再エネ賦課金の上昇」や「燃料調整費の変動」を加えると、更に負担額は増えていきます。

 

以上のことから、太陽光発電で発電した電気を使ったほうが”お得”であるということがわかると思います。

 

[支払う電気代のシミュレーション表]

 

1.2. 蓄電池のメリットは?

さて、長くなってしまいましたが、ここからが本題となります。上記までの計算は「発電した電気をご家庭ですべて消費した場合」になります。

 

ですが、ご存知の通り、太陽光発電は日が沈んだ後に発電することができません。したがって、足りない分は電力会社から購入するしかありません。固定価格買取制度により、設置してから10年目までは余剰電力は高い価格で電力会社に買い取ってもらえます。しかし、11年目以降は買取義務がなくなるため、一般的に大手電力会社では10円以下での買取を既に公表しています。

 

「発電した電気をすべて自家消費する」ためには、電気を貯める蓄電池の存在が不可欠になります。蓄電池があれば、太陽光が発電しない時間帯に貯めた電気を流すことで、ご家庭に電気を供給することができます。

 

では、蓄電池の経済効果を検証するためには、蓄電池を導入した場合としない場合をシミュレーションするのが早いです。今回も分かりやすく説明するために、細かい条件は簡略化させていただきます。

 

<条件(2022年5月16日現在)>

・東北電力従量電灯Bプラン

・契約アンペア30A

・再エネ賦課金3.45円/kWh

・燃料調整費3.36円/kWh

・1か月の電気使用量436kWh(4人家族の場合の平均)

上記の計算結果:https://www.tohoku-epco.co.jp/cgi-bin/00006000/costsimulation/index.cgi

・年間発電量6000kWh

・設置コスト300万円(太陽光5kW+蓄電池9.8kWh)+点検料3万円/4年に1度

・発電劣化は考慮せず、また、電気料金は毎年1%上がると仮定

 

[電力会社から購入した電気を使用する場合]

 

[太陽光発電+蓄電池を導入した場合]

 

上記の「購入単価」と「発電コスト」を比較してみてください。すると、今後電気料金が毎年1%ずつ上昇していくと仮定すると、設置後13年目では同額程度になり、14年目以降は購入コストよりも発電コストのほうが安くなっていることが分かります。

 

とはいえ、蓄電池を含む設置コストはまだまだ高いことが分かります。但し、シミュレーションをすると長期的な視点ではありますが、いずれは購入コストよりも発電コストのほうが安くなる可能性があり、「元が取れない」とは言い切れないことが分かりました。

 

経済メリットの視点は必要ではありますが、その他のメリットにも目を向けることが大切です。冒頭でもお伝えした停電対策として、「命を守る保証機器」としての役割もあります。今後上昇していく電気代のことも踏まえ、総合的に判断することが大事です。

 

最近、国や地方自治体の補助金がでており、安く蓄電池を購入することができます。本年度の補助金に関しては、以前記事にしておりますので、下記のリンクよりお読みください!「高い」という理由で諦めるのはもったいないです。ぜひお近くの販売店にご相談ください。

 

【最新版!】最大78万円⁉令和4年度蓄電池補助金のポイント解説!

 

 

今回、シミュレーションをしてきましたが、ご家庭の大きさや使用電力量によっても試算は変わります。また、太陽光発電・蓄電池の設置容量によっても計算結果は異なります。「自分の家では本当に電気代削減の効果はあるの?」と疑問をお持ちの方もいるでしょう。

 

佐々木商店ではシミュレーションも含め、ご相談は無料でさせていただいております。「ちょっと気になる」「本当にメリットでるの?」と思われる方は、ぜひ1度お問い合わせください!本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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