蓄電池の寿命はどのくらい?サイクル数/365日で耐用年数が分かる!

みなさま、こんにちは!

福島県田村市で車検・タイヤ交換・オイル交換から太陽光・蓄電池のことなら私達にお任せ!!

有限会社佐々木商店の安田です。

 

本日のテーマは「蓄電池の寿命(サイクル数)」についてです。

やはり購入される際に気になるのは、「どのくらいの期間、蓄電池って使えるの?」といったことではないでしょうか。住宅用蓄電池もかたちのあるものですから、いつかは使えなくなったり、壊れたりします。つまり、蓄電池にも寿命があります。

 

「太陽光発電が30年使えるから、蓄電池も同じぐらい使えるの?」や「スマートフォンのバッテリーは1,2年で頻繁に充電しなければいけなくなって、買い替えるけど、蓄電池はどうなの?」「寿命がきた後も使えるの?」といったご質問もよくいただきます。

 

したがって、本記事では蓄電池がどのくらい長く使えるのか、その寿命についてお伝えできればと思います。

 

ネット検索において、「蓄電池 耐用年数」と調べると、「法定耐用年数」といったものを見かけることがあります。

この「法定耐用年数」とは、製品の寿命に関係するものではなく、「国税庁が固定資産税を計算するために定めた年数」を指します。具体的に言えば、蓄電池の法定耐用年数は6年になっています。

 

冷蔵庫も蓄電池と同様6年になっており、カーテンは3年、時計は10年など資産(製品)ごとに年数が決まっているものになります。このように「法定耐用年数」は決まっていますが、実際はカーテンは3年以上使うことができますし、冷蔵庫も6年以上使われているご家庭が多いかと思います。

 

「法定耐用年数」はあくまで国税庁で”定められたもの”になりますので、本来の寿命とはあまり関係してきません。

 

では、蓄電池の寿命の概念を表すもの、「サイクル数」という数値になります。

「サイクル回数」とも呼ばれますが、「サイクル数」とは、蓄電池に電気を貯めて使うという充放電を1サイクルと定義し、充放電のサイクルを何回まで繰り返せるかを示した数字です。

ですので、例えば、サイクル数が60の蓄電池であれば、60回充放電をすることができる蓄電池であり、1日1サイクルとして計算すると約2か月使えるので、2か月の寿命の蓄電池と言えます。

 

 

「0%→(充電)→100%→(放電)→0%」この充放電で1サイクルですので、1日の使用が1サイクルに満たない場合もございます。(例えば、外出をしていてあまり電気を使わなかった時など)

ですので、蓄電池の寿命は必ずしもサイクル数でぴったりと計算できる訳ではなく、ご家庭の蓄電池の使い方などにもよることは知っておいていただければと思います。

 

一律に、「〇サイクルだから〇年」と決めることはできませんが、おおよその蓄電池の寿命を知りたいのであれば、先ほどの様に、1日あたりのサイクル数を1回として計算すれば、目安としての寿命を計算することができます。

例えば、サイクル数が8,000サイクルの蓄電池であれば、8,000サイクル ÷ 365日 = 21.9……≒ 約22年と、約22年は使用できそうだ、と想定できます。

 

サイクル数は蓄電池のカタログなどに記載があり、メーカーが設定をしています。最近ですと12,000サイクルといった製品も出てきました。

12,000サイクルだと……12,000サイクル ÷ 365日 =32.87……≒ 約32年と、30年を超える製品も出てきているのですね!

 

ただし、サイクル数については公表を避けているメーカーもあり、またここでお伝えした22年、32年という寿命はあくまで「期待寿命」です。

太陽光発電などは一番古い製品の製造から既に30年以上経過しており、30年以上稼働している製品が実在します。

しかし、蓄電池はまだ新しい商品で、製造から20年、30年経っておらず、実際に20年、30年使えたといった製品がまだ出ていません。

 

そこで、もう一つ、蓄電池の寿命の目安として考えられるものが「メーカー保証年数」です。

蓄電池のメーカー保証では、メーカーの基準通りに使用していたにもかかわらず、故障や不具合が発生した場合にメーカーが無償で交換・修理をしてくれたり、メーカー保証年数以内であるにも関わらず、蓄電池の容量が保証容量以下になったとき、メーカーが無償で保証してくれたりする保証が備わっています。

蓄電池は電気を貯める製品なので、どれだけ電気を貯められるかという容量の保証は、使える年数の保証にも近いものです。

各メーカーによって、無償・有償の違いはありますが、どのメーカーも10年もしくは15年を保証年数として設定しています。

つまり、10年・15年が蓄電池の寿命の1つの目安といえるでしょう。

 

例えば、オムロンの住・産共用フレキシブル蓄電システム「KPAC-Bシリーズ」ではHPに「何度繰り返し充放電しても15年後も容量70%以上を保証」と記載があります。

このように、保証年数(15年)と保証容量(70%以上)をそれぞれのメーカーが定めているのです。

 

「保証期間の10年・15年が終わったら、蓄電池は使えなくなるの?」そう思われた方もいるのではないでしょうか?

そんなことはありません!

蓄電池も電化製品ですので、経年劣化は起こります。蓄電池の場合ですと、貯められる容量の減少ですね。保証期間の10年・15年がきても、いきなり貯めれる容量が0になる訳ではございませんので、経年による劣化(容量の減少)はあっても、問題なくお使いいただくことが可能です!

 

太陽光発電が30年以上長く使えるのと一緒に、蓄電池もできるだけ長く使いたいと思われる方は、蓄電池の寿命を示す「サイクル数」や「保証年数」も確認してみて下さい。

 

 

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