【かなり重要】蓄電池の残量設定、最適設定は何%に設定するべき?
みなさま、こんにちは!
福島県田村市で車検・タイヤ交換・オイル交換から
太陽光・蓄電池のことなら私達にお任せ!!
有限会社佐々木商店の安田です。
本日は、太陽光発電を有効的に活用でき、最も効果を発揮してくれる”蓄電池”の残量設定について解説していきます。
近年増加傾向にある自然災害への備えとして、緊急時のバッテリーとして注目を浴びている蓄電池ですが、残量設定(State of Charge;SOC)ができることはご存知でしょうか?残量設定を言い換えれば、万が一の停電時に備えて、残しておく蓄電容量のことを指します。
実はこれを知らずに100%放電する設定にしてしまい、いざ停電が起きた際に、電気が空っぽだったなんてことも起きるかもしれません。これでは万が一のための備えなのに、効果が発揮できません。
そこで本記事では、SOCの設定やその最適な設定について解説していきます。いざという時にトラブルにならないためにも、最後までご一読くださいませ!
【目次】
1.蓄電池の残量設定(=SOC下限)ってなに?
2.最適な残量設定はどのくらい?
3.まとめ
1.蓄電池の残量設定(=SOC下限)ってなに?
上述通り、蓄電池には万が一の停電に備えて、貯めた電気を100%使用してしまわないようにある程度残す量を設定することができます。これを”State of Chaege;SOC”と呼びます。放電中に設定したSOCの下限まで到達した場合、自動的に放電をストップしてくれる機能になります。
例えば、下記画像のように、SOC下限を50%程度に設定したと仮定します。その場合、蓄電池の残量が50%に到達するまで、ご家庭の消費電力や太陽光発電による発電力に沿って放電します。
そして、50%を切るようになると放電を一時停止します。放電停止後は、充放電時刻設定で設定した充電時間帯になるまで蓄電池は待機状態となります。
引用先:https://www.shinnihonjusetsu.co.jp/info/maintenance/1269/
安全レベルをもっと高いところに置きたいご家庭で、停電時に何も気兼ねなく電気を使用したいのであれば、余裕を持った残量設定にする必要があります。では最適な残量設定はいくらくらいでしょうか?
2.最適な残量設定はどのくらい?
「せっかく貯めた電気だから、フルに使ってお家の電気代を浮かせたい!」
「フル活用するためにも残量設定を0%にしてもいいのでは?」
と思う方もいらっしゃいますが、0%の設定だと、使いたい時に電気を使用することができない場合があります。当然、蓄電池も電気を貯める時間を要するため、万が一の停電が起きてしまえば、間に合わない可能性があります。
したがって、上述したように、停電時に問題なく電気を使いたいのであれば、余裕を持った設定にする必要があります。では、いったい最適な残量設定はどのくらいなの?と疑問に思われる方もいらっしゃるかと思います。
結論、20%-30%程度残しておくことが一般的には推奨されています。もちろんお客様の中には、「日常的に使える電気が少なくなってしまうのが嫌だな…」と思われるかもしれませんが、蓄電池のメリットは経済性だけでなく、皆さまの安全な生活を確保することでもあります。
また、リチウムイオン電池の性質上、100%⇒0%⇒100%と充放電するよりも、こまめに充電するほうが劣化しにくくなります。より長く蓄電池を使用したいのであれば、残量設定を0%にするよりも20〜30%残しておくほうが賢い選択と言えます!
出典:国立研究開発法人科学技術振興機構低炭素社会戦略センター
(https://www.jst.go.jp/lcs/pdf/fy2019-sr-01.pdf)
「貯めた電気をしっかり使いたい・・・。でも、万が一の停電のためにある程度残しておきたい・・・。」
もしこのようなお悩みをお持ちでしたら、残量20%-30%程度で設定しておくのがベストでしょう!
3.まとめ
- 蓄電池の残量設定(=SOC)とは、停電時に備えて残しておく電気の量を設定することを指す。放電中に設定したSOC下限までいくと、自動的に放電を停止するようになっている。停止後は充電設定時刻まで待機状態になる。
- SOC下限を0%に設定すると、電気を使用する量を増えるが、万が一の時に残量が足りない/空っぽのことがあるため、すぐに使用できない可能性がある
- 一般的に最適な設定は20%-30%残しておくことが推奨されている
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