【かなり重要】蓄電池の工事と相場価格について
みなさま、こんにちは!
福島県田村市で車検・タイヤ交換・オイル交換から太陽光・蓄電池のことなら私達にお任せ!!
有限会社佐々木商店の安田です。
蓄電池をご検討されている人であれば、どういった手順で工事が進むのか、また、どのくらいの費用感なのか気になるところでしょう。
本日は、蓄電池を設置する際の「工事」とその「相場価格」について解説していきます!
【目次】
1.蓄電池の設置工事の流れについて
2.蓄電池の設置工事の価格相場について
1.蓄電池の設置工事の流れについて
蓄電池の施工業者に依頼すると、まず初めに現地調査や基礎工事があります。その後、蓄電池本体と周辺機器の取付が行われます。これらを経て、充放電ができるように配線工事を行い、完成に至ります。
蓄電池の設置には複数の工程がありますので、5つのステップに分けて、各工事内容の詳細をお伝えいたします。
- 施工業者による現地調査&打ち合わせ
- 設置場所に基礎(土台)をつくる
- 蓄電池本体の据付と周辺機器の工事
- 配線工事
- 最終チェック(設定と動作確認)
1-1.施工業者による現地調査&打ち合わせ
販売施工業者が決定したら、担当者と現地調査や打ち合わせを行います。
蓄電池やパワーコンディショナー(以下、パワコン)の設置場所やその方法、配線経路など具体的な工事内容を打ち合わせします。
【主なお打ち合わせ内容と確認すべき事項】
・蓄電池やパワコンをどこに設置するか
・配線経路の確認
・どのように設置するか
・着工日と工事完了日の予定
・工事中に停電する時間帯の確認 など
蓄電池の種類や工事に使用する材料は、導入費用に関わるものになります。したがって、施工業者の担当者とよく話し合って、不明点を1つずつ丁寧に解消する必要があります。
1-2.設置場所に基礎(土台)をつくる
蓄電池を屋外に設置する場合は、前もって設置する場所にコンクリート基礎(土台)をつくる必要があります。そうすることで、安定した設置場所を確保することができます。ただし、蓄電池を屋内に設置する場合には必要ありません。
蓄電池は室外機くらいの大きさではありますが、本体に内蔵されているコンピュータのため、その分重量が大きいです。倒れてくる危険性を考慮し、この基礎はしっかりつくる必要があります。打ち合わせの際に、どのように設置するのか確認すると安心ですね!
1-3.蓄電池本体の据付と周辺機器の工事
基礎工事が終われば、次に蓄電池本体の設置と周辺機器の取付作業に入ります。
納品された蓄電池を組み立て、倒れないように基礎へボルトでしっかりと固定します。蓄電池の種類によって異なりますが、蓄電池本体の重量はおおよそ70kg~250kg程度あります。屋内設置の場合でも、壁面へボルト等でしっかりと固定し倒れないように設置します。
また、蓄電池の種類によっては、太陽光専用の既存のパワコンを撤去する必要がありますので施工業者に確認するようにしましょう。加えて、家中に電力を供給できる全負荷型蓄電池の場合、各部屋に電気を送るための分電盤の設置工事が必要になります。
1-4.配線工事
機器の設置・取付が完了すれば、次に配線工事になります。主な工事内容は下記になりますが、お家の電気供給に関わる工事になりますので、お打ち合わせ時点で念入りに確認するようにしましょう。
【主な配線工事の内容】
・蓄電池に電気を蓄えるための配線工事
・蓄電池内の電気を各配線に送るための工事
・モニターを稼働させるための配線工事
・停電時、蓄電池から各部屋に電気を送るための配線工事
・既存の太陽光発電と蓄電池をつなぐ配線工事
太陽光発電システムをすでに導入している方であれば、蓄電池とシステムをつなぐ配線工事も必要になります。所要時間は配線の数や構造によって変わるので、目安時間を確認しておくとよいでしょう。
1-5.最終チェック(設定と動作確認)
配線工事が終われば、蓄電システムの導入は完了間近です。
最後は蓄電池が問題なく動作できるかのチェックになります。モニターや蓄電池を操作しながら動作を確認します。細かい設定はメーカーや機器により異なりますが、主に下記の運転モードに設定します。
- 経済優先モード
- グリーンモード
どちらの運転モードにすればいいのか分からないというお声も沢山あります。運転モードについては、以前載せた記事に詳細を書いてありますので、参考までに併せてお読みください! ↓
https://sasakisyouten.com/archives/1909.html
着工から運転開始までにかかる日数はおよそ2〜5日程度になります。もちろん、天候や設置場所にもよります。簡易基礎工事の場合であれば、数時間程度で終わるケースもあります。工事の終了予定日もお打ち合わせの段階で確認しておきましょう!
2.蓄電池の設置工事の価格相場について
基礎工事や配線工事など、それぞれの工程でかかる費用は販売施工業者によって異なります。したがって、その会社が本当に信頼できる業者かどうか見極める必要もあります。その判断軸の1つとして、価格相場を知っておくことは大事でしょう。
下記の図は、経済産業省(2020年)の報告資料に掲載されていたものになります。こちらを見ると、蓄電池の容量に関係なく、1件あたり平均33万円に分布しています。ですが、経済産業省の資料が指摘しているように、工事費のばらつきが見られるため、平均から大きく離れた価格の場合は、内訳をしっかりと確認するようにしましょう。
工事の内訳は主に下記の4つになります。
- (屋外の場合は)基礎工事費
- 設置・交換工事費
- 配線工事費
- その他の諸経費
販売店によっては本体価格に基本工事費が含まれている場合もあり、別途費用を支払わなくても設置できることもあります。ですが、基本工事費に含まれない作業が発生すると、追加費用を請求される可能性もあります。
したがって、設置方法や既存機器の有無も伝えた上で、かかる費用それぞれの内訳をチェックし、最終的にかかるコストを明確にしておきましょう!
出典先:経済産業省,「蓄電システムをめぐる現状認識(2020年11月発刊)」(https://www.meti.go.jp/shingikai/energy_environment/storage_system/pdf/001_05_00.pdf)
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