【完全保存版】ご家庭に最も適切な蓄電池の容量はどのくらい?選び方のポイントを解説!
みなさま、こんにちは!
福島県で車検・タイヤ交換・オイル交換から太陽光・蓄電池のことなら私達にお任せ!!
有限会社佐々木商店の安田です。
本日は蓄電池の「容量」について詳しく解説していきます。蓄電池には幅広い容量のラインナップがありますが、「うちにはどのくらいの容量の蓄電池が合ってるんだろう」と気になっている方も多くいらっしゃいます。
そこで、本記事では蓄電池に関わる基本的な知識から、適切な容量を考える上で必要な知識までお伝えいたします。ぜひ最後までご一読ください!
【 目次 】
1.そもそもどのくらいの容量があるの?
2.知っておくべき「定格容量」について
3.あなたのお家に合う蓄電池の容量は⁈
1.どのくらい蓄電池容量があるの?
蓄電池を検索してみると、小さいものから大きいものまで様々なラインナップがあります。その中で、「どのくらいの蓄電池容量があるのか?」といった疑問を抱いたことはないでしょうか?
結論、現在販売されている住宅用の蓄電池は、容量の少ないもので4kWh前後、大きいもので16.6kWh程度になります。
当然、蓄電池の容量が大きければ大きいほど、多くの電力を貯めることができます。ですが、上記で挙げたように、現在販売されている蓄電池の全てが20kWh以内の容量で販売されています。
「多く貯められたほうがいいのだから、もっと大容量な住宅用の蓄電池があってもいいのでは?」と不思議に思われる方がいらっしゃるかもしれません。実は蓄電池に使用されている「電池」が関係します。
現在流通している多くの住宅用蓄電池は「リチウムイオン電池」が使用されています。ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、リチウムイオン電池は可燃性のある有機溶媒(電気を通しやすくする液状の物質)を使用しています。そのため、過充電やショートなどにより高熱になったり、最悪引火したりする可能性があります。
皆さまがお持ちであろうスマートフォンやノートPCにもリチウムイオン電池が使用されています。「スマホが発火してしまった」といったニュースや記事を1度は見聞きしたことがあるのではないでしょうか?
つまり、リチウムイオン電池は私たちにとって1番身近な「危険物」でもあります。当然、世界水準で安全が確認できたものが流通されている訳ですが、そのような理由で様々な制限があるのです。具体的に言えば、「消防法」といった法律によりその容量は制限されています(参考:https://www.fdma.go.jp/singi_kento/kento/items/kento164_05_shiryo1-4.pdf)。
この「消防法」があるため、もしご家庭に17kWh以上の蓄電池を設置するのであれば、設置前にあらかじめ消防署に届け出を行う必要があります。安心安全に利用するために様々な制限があるということですね!
2.知っておくべき「定格容量」について
蓄電池の容量がどの程度あるのかご理解いただいた上で、皆さまに知って欲しい蓄電池を選ぶ際のポイントの1つは「定格容量」です。近年、地震や台風といった災害による停電対策として、「停電時にどの電化製品をどのくらい使用したいか?」といった視点で購入を検討される方が増えています。
したがって、まずはこの「定格容量」について知る必要があります。定格容量とは、「蓄電池に貯めることのできる電気の量」になります。これだけでは分かりにくいと思いますので、下図のイメージをご覧ください。貯水槽で例えるのであれば、その容量は「タンクの大きさ」にあたります。単位としては、「kWh」になります。
蓄電池について検索してみると、「容量6.5kWh」や「容量9.8kWh」といった数字を見ると思いますが、それは基本的には定格容量を指します。
ここで、「基本的に」という言葉を使用したのには理由があります。それはカタログなどに記載されている大体的に書かれている容量は「定格容量」が多いのですが、実際に貯めることができる容量は「実効容量」と呼ばれます。
「『定格容量』と『実効容量』と何が違うの?」と疑問を抱く人も多くいらっしゃいます。したがって、この違いについてはまた別の記事に取り上げて解説いたします!
3.あなたのお家に合う蓄電池の容量は⁈
上述したように蓄電池を選ぶ際は「容量」がポイントとなります。「停電時にどの電化製品をどのくらい使用したいか?」という考え方が重要となります。ここからは簡単なシミュレーションを行うことで、具体的なイメージを掴んでいただきます!
まずは下記の表をもとに、停電時に使用したい電化製品とその消費電力量を仮定します。
【主な電化製品の消費電力一覧】
下記の6つの電化製品を利用したとして、その合計消費電力量を440Wと仮定します。
・冷蔵庫
・LEDスタンド
・ノートPC
・スマホ充電器
・モデム・ルーター
・液晶TV
①容量÷②消費電力量=③使用時間で計算することができるので、もし定格容量5kWhの蓄電池であれば、以下の計算式より使用時間を算出することができます。
上記の計算式より、その蓄電池容量が大きければ大きいほど、また、消費電力が低いほど長時間電化製品を使用することができることが分かります。
但し、上述したように「定格容量」が大きいからと言って、実際に取り出せる容量は異なりますので注意する必要があります。また、メーカーによってラインナップも豊富にあるため、容量選びに迷ってしまう方は大勢いらっしゃいます!
ご自宅に合った蓄電池を選ぶためにも、専門スタッフに1度ご相談されるのがベストです!蓄電池の導入をご検討されている人がいらっしゃいましたら、
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